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今回このインタビューを受けることが出来てとても嬉しいです。
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こちらこそ。では早速始めましょう。まず最初に『サムライチャンプルー』に関わることになったきっかけから伺いたいんですが。
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渡辺監督から今回のプロジェクトに声をかけられて、それで関わることになりました。今回の仕事を引き受けるに当たって、私が日本に来た時に私と渡辺監督と竹内さん(竹内方和:Libyus Music代表/A&R)と3人でミーティングをして、それですべてが始まったんです。
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そのオファーを受けた時、どう思いましたか?
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とても幸せでした。とてもとても、とても、涙が出るぐらい幸せでした(笑)。
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そこまで喜んだのはなぜ?
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日本のアニメーションが大好きだからです。『マクロスプラス』も『カウボーイビバップ』も見ていましたし(※1)、どれもとてもアメージングでクールな作品だと思っていました。だから渡辺監督から自分にオファーが来たのが信じられなかったぐらい嬉しかったんです。
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『カウボーイビバップ』はどういうところが好きだったんですか?
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そう……スパイクというキャラクターですね。彼の生き方がとてもいいと思ったんです。賞金を稼ぎながら自由に暮らして、クレイジーな生活を送っているけどしっかりもしていて。最後にスパイクは死んでしまうけど、彼のそんな生き方がとてもアニメとは思えないほどしっかりと描かれていた。それと、音楽とアニメーションのマッチングが素晴らしかった!
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渡辺監督は映像と音楽を合わせるセンスに秀でた監督で、だから『ビバップ』の“ジャズ”の次に今度は“ヒップホップ”をやるというのでとても楽しみだったんですけど、あなたはどう思いました? アニメとヒップホップという取り合わせは。
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とてもクールだと思いました。なぜなら、サムライの精神はとてもヒップホップの精神と近いと思ったからです。この作品の主人公たちがリプレゼント(代表)しているものは、ヒップホップのアーティスト達がリプレゼントしている事ととても近いんじゃないでしょうか。逆に言えば、こうしたキャラクター達を音楽で表現するにはヒップホップでなければダメだったとさえ思っています。実際、画面にもとてもよく合っていますしね。
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サウンド・トラックの仕事は初めてですか?
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インディペンデント映画のサウンド・トラックなら作ったことはありますけど、アニメーション用の曲を作ったのは初めてです。アニメ自体の出来も素晴らしく、今回のサウンド・トラックに参加できたことは自分にとっても変化のきっかけにもなりうる、とても特別な体験でした。
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サウンド・トラック用の曲は普段の制作と何か違うところはあるのでしょうか?
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今まで作ってきた曲と違うのは、音楽を通してアニメーションの世界に“ムード”を作らなければならないことです。今までは音楽だけでそのムードを作っていたんですが、今回はアニメのキャラクターのムードを音楽でサポートしなければならない……最初にスケッチとシナリオをもらっていたので、それを見ながらいろんなシーンを想像しながら作っていきました。人が斬られるシーン、旅をしているシーン……ラップのバック・トラックを作るのにも似ていますが、それともちょっと違う、新しい経験でしたね。
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心構え的なもの以外で何か違いはありましたか?
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そうですね……聴いただけだと分かりにくいかもしれませんが、今回の楽曲は映像のために作られたもので、それは今まで私が作ってきた楽曲とは大きく違うものです。音楽で映像を説明したり補完したりする……それは私にとって挑戦でもありました。
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しかし、あなたのサウンドは常にヴィジュアル的でしたよね。だからこそ、ぴったりの人選だと思ったし、実際に今回の楽曲も素晴らしいと思います。
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ありがとう。そう言ってもらえるのはとても嬉しいです。
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今回、渡辺監督からは何か具体的な注文を受けましたか?
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いや、渡辺監督は既に私の作品を聴いていましたので特に彼から要望はありませんでした。「とにかく音楽を作ってくれ」と。パーティ用やシングル用ではない、とにかく『サムライチャンプルー』に相応しい曲を作ってくれと、それだけでした。
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作っている最中はどんな気分でしたか?
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とても幸せでしたよ(笑)。とても楽しかったし、終わるのが勿体ないぐらいでした。プレッシャーも感じなかったし、あまりに楽しかったので他のプロジェクトをすべて横に置いておいて没頭していたぐらいです(笑)。
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実際に自分の音楽が映像に当てられているのを見てどう思いましたか?
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映像になる前、渡辺監督に連れられてアニメを作っているスタジオを見学させてもらったんですが、そこでちょうど描かれていたシーンに私の曲を使うつもりだと聞かされて……とても感動しましたね。アニメを作っている現場に来られたこと自体、私にとってはとても貴重な体験でしたし。
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他に参加しているアーティストの曲を聴いてどう思いましたか?
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今回いろいろなアーティストが参加していますよね。ヌジャベス、フォース・オブ・ネイチャー、ツッチー。彼らはそれぞれ違ったアングルからアプローチをしていますが、それが中心でひとつになった時、新しいひとつの言語が誕生したと思います。渡辺監督は素晴らしいセレクションをしたと思いますね。
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皆、それぞれメインストリームのヒップホップ・プロダクションではないですよね。それがいいと思ったんです。
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そうですね。これを機会に、普段ヒップホップを聴かない人、あるいは聴いていてもメジャー・ヒップホップしか聴いてない人に、アニメを通じてこういう音楽があるんだと知ってもらえるととてもいいですよね。
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もう『チャンプルー』用の楽曲はすべて制作し終わったんですか?
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ええ。
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まだ作ってみたい?
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もちろん!(笑) 出来ることならずっとやり続けていたいです。
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