#1 SAMURAI CHAMPLOO NIGHT : AUGUST 13, 2004 at Club "Yellow":去る2004年8月13日、Club「Yellow」(東京・西麻布)で行なわれた「SAMURAI CHAMPLOO NIGHT」。大盛況の内に幕を閉じたこの日の模様を振り返り、現場の熱気をできるだけ鮮明に記録しておこう。
verse01 開場前から「Yellow」の前には約100人もの観客が列をなし、ただならぬ期待感が漂う中、まずはフロアでFORCE OF NATUREのDJがスタート。オーディエンスをあえて焦らすかのように、ゆったり目のルーツ・レゲエ、バウンシーなヒップホップ、クラシカルなブレイクビーツを中心に渋くプレイ。一見シンプルなプレイながら、そのじつ誰にも真似できない絶妙なブレンド感覚で早くも「チャンプルー感」をフロアにばらまいていた。
ちなみに、シナリオ打ち合わせから直行してきた渡辺監督もすでにフロアに突入。日頃の激務を振り払うかのように音に没入する姿が目撃されたとか……。
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FORCE OF NATUREのDJ KENT。フロアの様子を伺いつつ、幅広いストックからコンセプチュアルに選曲していく。
verse02 フロア正面に設置されたプロジェクターにはVJの手によってこれまでの『チャンプルー』の映像がカットアップ/加工されて映し出されている。そんな中、いつしかメイン・ステージにはMINMIが登場。いきなり“四季ノ唄”を熱唱し、フロアを埋め尽くしていたオーディエンスを熱狂の渦に陥れる。
曲間のMCではアニメファンのお兄さんが欠かさず『チャンプルー』をチェックしていることなど、意外な事実(?)も暴露して会場は更にヒート・アップ。「アニメも音楽も日本が世界に誇れるもの。一緒にステップ・アップしていきましょう!」とのMCの後、最新アルバム「imagine」から“Step”を披露し、最後は自身のヒット・ナンバーを矢継ぎ早にスイッチしていくメドレー・スタイルで30分弱のステージを終えた。
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自分の世界を貫いている渡辺監督にリスペクトを送っていたMINMI。女性陣でバックを固めたステージは目にも艶やか!
verse03 続いてステージにギター、ベース、キーボードが用意され、tsutchieKAZAMIが登場。samurai champloo music record「Masta」に収録されている挿入歌“You”をはじめ、四つ打ち〜ミッド・テンポのバラードなど3曲を披露。
9月22日にリリースされるsamurai champloo music record「playlist」に収録される新しい挿入歌の初お目見えし、短いながらも爽やかな印象を残してステージをあとにしていった(ちなみに彼女のお兄さんも『チャンプルー』を毎回チェックしているとか)。
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まっすぐしなやかに3曲を歌い上げたKAZAMI。若く瑞々しい歌声はフロアに優しい風を運んでいた。
verse04 そのままステージではtsutchieのパフォーマンスがスタート。CDJ×MPC1000(サンプラー)×エフェクターといった機材を操作するtsutchieに、生のギター、ベース、キーボードが絡んでくるという変則的なセッティング。「Masta」収録曲を中心に、ドラムンベースやレゲエなどあらゆるビーツがシームレスに繋がっていく構成で持ち時間をフルに使い切った。あとから聞いた話によれば、この日のセットは最初と最後以外を決めていた以外はほとんどインプロヴィゼーション(即興演奏)だったという。どうりで演奏中にプレイヤー同士が笑顔でアイコンタクトをしていたわけだ……恐るべし!
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様々な機材を駆使してビートとノイズの渦をつくりあげるtsutchieのプレイ。その独特の音楽性は唯一無二。
verse05 次いで時間はDJタイムへと戻り、ターンテーブルの前に姿を現わしたのはfat jon。ア・トライブ・コールド・クエストやDJプレミア関連曲など、彼が影響を受けたと思しき90's〜00'sの新旧ヒップホップ・クラシックスに自身のプロデュース曲や『チャンプルー』提供曲を織り交ぜていくという心憎いプレイ。
ラップ曲とインスト曲の比率は半々くらいか。意外にハードな曲もかけるが(“Bumpy Knuckles Baby”!!)、彼のプレイの中に収まると違和感なく聴けてしまうから不思議である。彼の作風にも通じるクリーンかつスムースなミックスに酔いしれているうち、彼の時間もまたあっという間に過ぎていってしまった。
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繊細な手さばきでターンテーブルを操るfat jon。プレイを終えてもずっとニコニコしていたのが印象的だった。
verse06 続いて登場したのはNujabes。fat jonからの流れを引き継ぐように、まずはミッド・90'sのメロウなヒップホップからスタート。コモン、ファーサイド、トライブ、etc...。しかし気付けばいつしかブラジル〜ジャジーなハウスへと移行していき、いよいよ彼らしいメロウでジャンルレスな世界が目の前に展開されていく。クライマックス近く、フリーソウルの暖かいグルーヴでフロアを一体感に包んだ後、代表作のひとつであるShing02“Luv(sic)pt.2”をプレイ→大盛り上がり! 流石、わかってらっしゃるお客さんばかり。ラストはお待ちかねの“battlecry”で締めて、ドラマチックなプレイに華麗なピリオドを記した。
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この日最もドラマティックなプレイを披露したNujabes。見事な流れと構成力で“ヌジャベス・ワールド”を創造した。
verse07 最後は再びFORCE OF NATURE。オーディエンスの残ったパワーを絞り取ろうと四つ打ちのハウス〜テクノを中心にプレイを開始すると、ラウンジやバーに残っていたお客さんも顔を出して最後の山場へと盛り上がっていく。この日大勢詰めかけていた業界関係者、クラバー、そして何より『チャンプルー』ファンらが渾然一体となり、記念すべきチャンプルーな祝祭の宴は大団円を迎えた。
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フィニッシュは再びFORCE OF NATURE。KZAの懐の深いプレイは日本クラブ・シーンでも随一!
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